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 今日はいよいよ日本へ向けて出発する日、楽しき日々はあっと言う間に過ぎ去ってしまう。飛行機の時間の関係で、今日の出発は8時30分といつもより早い。ホテルのフロントには、ガイドのヤナさんが来ている。昨日はジーパンにTシャツとラフな格好だったが、今日は素敵なワンピースと来ている服装で印象がだいぶ変わる。モデルの様にスラリと背が高く可愛らしく美しい。彼女は日本へは2度来たことがあるとのこと。それも観光ではなく研修生として長期滞在している。どうりでしっかりした日本語が話せるはず・・・。無論本人のセンスと努力がモノを言うが、加えて本場で学んだ語学力は確か。

 ヨゼフさんのバスでプラハ・ルジィニエ国際空港へ向かう。方角としてはプラハ旧市街から見て北西にある。途中までは一昨日カルロヴィ・ヴァリへ行く時と同じ道を通る。プラハ城を背後から眺めながら、スロヴァキア、チェコでの楽しい日々に思いを馳せる。約30分ほどで空港に到着、通して付き合ってくれた運転手のヨゼフさんに感謝し別れを告げた。

 搭乗手続きはスムースで昨年の様なトラブルは無かったが、個人的には少々ヒヤッとさせられた。ホテルでスーツケースを持った時にも少し重いかな?と感じていたが、カウンターの計量表示の数値には5.2Kgオーバーと出た。係員がすんなり通してくれて事なきを得た。妻のスーツケースには結構余裕があったので、「分散させればよかった。」との反省することしきり・・・。やはり重量超過しない様に気をつけないといけない。

 出国手続きが終わり、空港内のバスで搭乗ゲートへ行く。
オーストリア航空OS706便(チロリアン航空とのコードシェア便)でウイーンへ向かう。搭乗するチロリアン航空の飛行機を見て驚いた。小さなプロペラ機で、しかも乗り込む時にタラップを上る。今までにプロペラ機に乗ったこともなく、タラップから飛行機に乗り込むのも初めて。妙なところで感激した。

 タラップは高さ1mほどと低く、機体の長さ/幅共にかなり短い。正面突当たりのドアの向うは操縦席で、乗り込んだ時にはドアが開いていたので操縦士や計器が見えた。座席の前後を見渡すと、恐らく定員100名にも満たない。離陸時の機体の傾きが結構急に感じられ空に向かって飛び上がっているのがよく分かる。逆に着陸時には結構急な角度で降りて行く様に感じる。また着陸時の車輪接地時の衝撃がもろに体に伝わって来てスリルがある。とにもかくにも小さな飛行機に乗っていることを実感した。ローカル路線に乗ることがあれば、いずれまたこの様な飛行機に乗ることがあるだろう。

 ヤナさんとは搭乗受付で別れた。1時間10分ほどのフライトでウイーン空港に到着。昨年はウイーン空港で帰国時に思わぬトラブルに巻き込まれ、出発直前搭乗ゲートまで走りギリギリ間に合った。今年は乗り継ぎまでに少々時間があり免税店などを見て回る余裕がある。

 今年も昨年に同じく14時25分定刻通りオーストリア航空OS051便が離陸。機内では一睡もせず何となく時間を過ごした。約11時間20分のフライトで朝8時45分頃日本へ無事到着。出国手続きを済ませ、やはり昨年に同じく10時5分発の相模大野行きリムジンバスに乗り12時5分に相模大野へ到着。小田急線に乗り換えて13時頃に自宅へ到着。

 今回の旅行もほぼ天気に恵まれ、チェコ、スロヴァキアの自然、歴史、美術に音楽と極上の楽しみを味わった。今回も充実した中味の濃い旅行であったと言える。特に前回のプラハ訪問で味わった不完全燃焼をすっかり払拭できたのは嬉しい。強いて難を言えば、日程の関係で自由時間が不足していたことと、カルロヴィ・ヴァリ訪問の時間不足が挙げられる。旅行社としては今回初めてのコース設定とのこと。日程を工夫すれば更に良くなると思う。 この点を考慮しても今回も10段階評価で言えば10をつけることができる。

 最後にツアーコンダクターのIさんに感謝の意を表し、チェコ(+スロヴァキア)旅行記 【ボヘミアの薫り漂う 世界遺産の宝庫チェコを訪ねて】を閉じる。
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オーストリア旅行記