2006.11.13

 11月10日に情報・通信業を営むギガプライズの名証セントレックスへの新規上場が承認された。上場予定日:12月15日、公開株式数:1200株(新株式:1000株、売出し:200株)、上場後の発行済み株式数:1万4015株、公開価格:未定(12月5日決定):主幹事:KOBE証券とのこと(こちら 参照)。公開株式数の比率は14.38%と少ない。ギガプライズ サイトの業績ハイライトを見る限りでは順調に成長を遂げている。更に2007年3月期業績についても強気の見通しを出している。果たして市場ではどの様に評価されるのだろうか?

 さて公開価格が幾らに設定されて12月15日以降初値形成、その後の株価推移が注目される。エフェクター、ノア、フラクタリスト、メンバーズと公開価格割れ続出のセントレックスへの新規上場だけに興味をそそられる。セントレックスへの信用低下がマイナスに働くかどうか・・・?それでなくても新興市場全体には厳しい目が向けられ投資熱が薄れている。IPOだからと言って以前の様に闇雲に投資家が飛び付かない状況にある。ところでセントレックスには11月20日卸売業を営むKFE JAPANが新規上場する。ギガプライズよりも先にこちらを 株式推移その8 に追加して追跡を行なうことにする。

 9月14日にLDとカーチス間の資本・業務提携解消に向けての基本合意が満了になって2ヶ月が経過した(こちら 参照)。「カーチス株式の譲渡が円滑に進む様に今後もLD 社とカ−チスは互いに最大限の協力」とある。またLD事件発覚後両社は鋭く対立し損害賠償請求訴訟にまで発展している。「損害賠償請求は双方鋭意努力して裁判所に於ける和解を図る」とはあるが・・・。その後事態の進展はあるのだろうか?ところでカーチスの株価は相変らずの低水準のまま・・・今日の終値は前日比2円安の102円と100円割れ目前で取引を終えている。11月16日には中間決算発表を控えている。その結果次第では更に厳しい状況になるかもしれない。

 2006.11.14

 あおぞら銀行と聞いて元の銀行名を覚えている方がどれだけいるだろうか?
あおぞら銀行の前身は1998年12月に経営破綻した日本債券信用銀行・・・。2人の元頭取(元国税庁長官、元日銀理事)が粉飾決算容疑で逮捕され後に有罪が確定している。同年10月には日本長期信用銀行(現新生銀行)も経営破綻したことも記憶に新しい。日債銀は一時国有化された後にソフトバンク、オリックス、東京海上火災保険(現東京海上日動火災保険)の3社が引受け先となり再建に着手した。2003年ソフトバンクがサーベラス(米投資ファンド)に保有株式を売却、その後はサーベラスが筆頭株主(保有比率:約60%)として保有している。

 今日
あおぞら銀行が東証1部に再上場した(こちら 参照)。一時国有化された大手銀行の再上場は2004年の新生銀行以来・・・。売出株式数:6億6661万3000株(発行済み株式数:16億5014万7352株)、公開価格:570円、売出総額:約3800億円と今年最大級の新規上場で注目を集めている。公開価格は仮条件の上限に設定される場合がほとんどだが、今回は550円〜610円に対して570円と間の設定になったのは珍しい。さて上場初日前場10時15分頃に公開価格を13.16%下回わる495円で寄り付き直後517円まで上昇したが、その後は下落に転じ502円で取引を終えている(こちら 参照)。 結局公開価格割れ(下落率:11.93%)での厳しいスタートとなった。投資対象としての魅力が少ないと見られた結果とも看做せる。さて明日からはどうなるのだろうか?

 
Yozanの株価は2日連続のストップ安で3550円まで大きく下落した。AMU投資事業有限組合1号が第三者割当増資の約半分しか払い込まなかったことが響いているのだろうか?あるいは仕掛け的な売りが入っているのだろうか?Yozanへの信用が激減しているのかもしれない。何にせよ危機的状況の前兆であれば大変なことになる可能性がある。雰囲気的には民事再生法適用申請で実質倒産したアドテックスの末期に似ている様に見える。当面目が離せない。

 2006.11.15

 今日
日清食品は明星食品に対するTOB実施を正式発表した(こちら 参照)。TOB価格:870円と敵対的TOB実施のSPJのTOB価格:700円を170円上回っている。買い付け予定数:1422万6000株で12月14日迄に予定通り買い付ければ保有比率は33.4%となる。応募数が予定数に満たない場合はTOB不成立となるが、買い付け数の上限はなく応募株式を全て買取る。状況により明星食品株式が上場廃止になることもあり得る。明星食品はTOB賛同を表明している。「ホワイトナイト」の出現で一気に勝負の決着となるのだろうか?

 それにしても870円とは日清食品も大胆な価格設定をした様に思える。開示では「明星食品の普通株式の市場価格、財務状況、将来期待収益等の諸要素を総合的に勘案して算定」とあるが、取って付けた如き理由は後から幾らでも付けられる。恐らく700円を中途半端に上回る価格設定ではSPJが直ちに反撃して来ると考えたのに違いない。そこで思い切って一気に引き上げたと思われる。ここでSPJはどうするのだろうか?870円を上回るTOB価格設定で反撃?それとも「明星食品株価吊り上げ成功」と見て自らのTOB中止、そして日清食品のTOBへの応募?TOB合戦の行方は如何に・・・?

 ところで後場開始直前にTOB実施が発表になると、
明星食品の株価は一気にストップ高(100円高)買い気配となった。結局そのままストップ高比例配分の860円で取引を終えている。まずは870円を意識した株価推移になることが予想される。そこに「SPJのTOB価格引上げ?」との思惑が絡み複雑な動きを示すかもしれない。一方日清食品の終値は前日比40円安の3440円で取引を終えている。TOB実施の為には多額の資金を必要とする。日清食品は「ホワイトナイト・として手を上げたが、TOB成立、そして経営統合となった場合にはシナジー(相乗効果)を示す必要がある。言い替えれば投資対効果の観点からは問題無いのだろうか?今日の株価推移にはその辺りが微妙に影を差している。

 アドテックスに対して民事再生手続き廃止決定が出てから1ヶ月経過した。その後の情報が皆無では状況がどうなっているのかさっぱり分からない10月10日の開示には「営業の継続については保全管理人の承認を得ている」とある。また「約1〜2ヶ月間の保全命令期間に営業譲渡の事前準備を行ない、破産決定後に保全管財人により営業譲渡を終える予定」となっている。しかしながら現実問題として信用を失った企業が営業続行出来るほど世の中甘くはないのでは・・・?有体に言えば誰が”死に体”の企業と好き好んで取引をするだろうか?アドテックスは「ストレージ業界では開発・製造・販売について相応の地位を得ている」との自負があり「本来の技術力を活かした事業継続」を望んでいる。競争激化のストレージ業界を取り巻く環境は非常に厳しい。さてどこが”救いの神”として名乗りを上げるのだろうか?

 2006.11.16

 昨日Yozanが『業績予想の修正と特別損失のお知らせ』を開示した。開示によると約75億円もの特別損失発生により2007年3月期中間業績予想では純損失:31億1600万円→106億9200万円と大幅な下方修正をしている。当然通期ベースでも純損失:39億3600万円→136億2200万円と下方修正している。売上高が高々13億円程度(2007年3月期通期予想)の企業が売上高の10倍以上もの損失とは・・・!それに2004年3月期以降の連続赤字となれば累積債務は雪ダルマ式に膨れ上がるだが・・・。一方では増資の繰り返しで資金調達しているにも拘らず一向に業績は改善されない。この様な有様では経営陣に債務解消の確固たる見通しがあるとは到底思えない。

 「今回の特別損失計上は約75億円だが、今後当社の収益に与える負担は大きく軽減される。近い将来単年度ベースに於ける黒字化の実現可能を意味する。」とは随分と楽観的な見通しにしか見えない。確かにマイナスの部分を切り捨てることは出来るが、よほど大きなプラス材料が無ければ累積債務の解消どころか単年度の黒字化実現すら難しい。Yozanの期待するWiMAX事業がどれほど収益性改善に寄与するのか分かったものではない。さて
虚勢の裏には危険な香りが漂って来る。”●●”の恐ろしい2文字が背後から忍び寄って来る気配を感じる。ちなみにYozanの株価は業績の大幅下方修正を受けて微妙に揺れ動き、終値は前日比270円安の3400円で取引を終えている。

 東証1部上場の
セシールは少数特定者持株数が上場株式数の75%を超えている為に猶予期間入り銘柄に指定されている。猶予期間は今年12月31日迄・・・このまま何も手を打たなければ上場廃止になる。残り1ヶ月半しかないが、LDがどこぞへ売却の見通しはあるのだろうか?それとも上場廃止にするつもりなのだろうか?ちなみに今日のセシールの終値は363円と上場来最安値を更新して取引を終えている。確かLDMがセシール株式を取得した時は1000円・・・。それはともかくとして先の見通しのないセシールの株式に敢えて手を出す奇特なところがあるのだろうか?

 100円割れ目前で
ジリ貧状態にあるカーチスの株価が突然反発し、終値は前日比9円高の110円迄戻して取引を終えている。今日の大引け後の中間決算発表への思惑が絡んだ先取りの買いが入ったのだろうか?そこで2007年3月期中間決算はと眺めると・・・経常損失:5億9300万円(前年同期:8億2100万円)、当期純損失:9億3200万円(前年同期:294600万円)と前年同期よりも赤字幅は縮小している。とは言っても特筆すべき事項は何も無く赤字決算に変わりは無い。この程度の決算発表で”爆上げ”するのは可笑しい。今日の反発は中間決算への思惑を利用した”騙し上げ”かもしれない。さて明日は如何に・・・?

 2006.11.17

 8月の日経バイオテクノロジーにエフェクター金ヶ崎社長へのInterview記事が掲載されたとの話を耳にした。あまりの酷さに思わず絶句・・・開いた口が塞がらない。(以下に一部掲載)

 
―ここまでの話を聞いていると、エフェクター研にはプロの経営者が必要なのではないか。
金ヶ崎社長 「実は新しい社長を本気で探している。こんなことを言ってはいけないのかもしれないが、私は研究開発に専念した方がいい。これまでに10人以上の候補者を面接したが、どうしても適当な人が見つからなかった。本来であれば、8月の株主総会で社長を交代したかった。今のようなことを続けていると、ゆっくりと調べ物をしたり研究のことを考える時間が取れないし、会いたい人にも会えない。何をやっているのかと思う時もある」


 これが
場企業の代表取締役の発言とはあまりの酷さに呆れ果てる。金ヶ崎氏は自ら経営者に適していないと認めているのに等しい。それならば初めから誰か適任者を経営者に据えて自らは学者として研究に専念すれば良かったのでは・・・?多くの人に多大な迷惑をかけておきながら今更泣き言を言ったところで許されるものではない。多くの上場益を手にしての”敵前逃亡”は許し難い。具合が悪くなったので逃避したいとの姿勢が見え隠れしている。いやはや何とも失礼な話・・・何とも株主(投資家)を馬鹿にしているとしか言い様が無い。金ヶ崎氏には自らが撒き散らした”災い”について「逃げずにキチンと落とし前をつけよ!」と強く言いたい。皆さんは金ヶ崎氏の発言をどう思われるだろうか?

 
エフェクターの株価の下落は一向に止まらない。今日の終値は前日比700円安の3万8400円と4万円を割り込んで取引を終えている。昨年3月末のIPO時の公開価格が38万円、それが株式分割もしていないのにも拘らず
1/10になってしまうとは・・・。これほど酷いIPOには滅多にお目にかかれるものではない。金ヶ崎氏の呆れ果てた発言を耳にすれば(元々信用に不安のある)エフェクターへの信用が下がるばかり・・・。有体に言えばこんなお粗末な経営者では先々何時まで持つか分からない。やはり
名証セントレックスがエフェクターの新規上場を承認したのは間違いと言える。

 セントレックスの直近IPOと言えば
フラクタリスト、メンバーズのいずれも公開価格割れとなっている。10月11日上場のフラクタリストは公開価格:40万円に対して今日時点で33万5000円(下落率:16.25%)となっている。一方11月2日上場のメンバーズの株価下落が止まらず、公開価格:29万円に対して12万6000円(下落率:56.55%)との惨状を呈している。このまま下落が続きエフェクターの後を追って行くことになるのだろうか?とにもかくにもセントレックスにてこれほど公開割れが続出しては投資家軽視とのレッテルが貼られ信用が失われることになりかねない。繰り返して言うが何でもかんでも上場させれば良いと言うものではない。上場審査のあり方をキチンと見直すべき・・・。

 2006.11.18

 ユニコ・コーポレーションの株価は今のところお祭り騒ぎも起きず一本調子に下げている。10月31日には100円だった株価は昨日時点では18円!になっている。上場廃止迄残り4営業日・・・このまま静かに終息するのだろうか?最後に”●●”騒ぎとなって大暴れするのだろうか?ところで保全管理人はTVでお馴染みの永沢 徹弁護士・・・。永沢氏は「スポンサー候補が数社あり年内目処に決めたい」としている。果たしてどこが再生スポンサーになるのだろうか?尤もどうなろうともユニコ株式が”紙屑”になることには変わりは無い。

 
Yozanの株価には業績の大幅下方修正とのボディブローがモロに効いている。昨日前場10時45分頃一気にストップ安(500円安)の2900円に急落した。その後3190円迄戻し揉み合ったものの結局終値はストップ安で取引を終えている。流石にあれほどの赤字幅の拡大となればYozanの信用不安にも繋がるのでは・・・?何やら状況がアドテックスの末期に益々似て来た様に思える。もしかしたらどこかで一気に「ドカン」と一発になるかもしれない。さて・・・?

 11月15日フタタは臨時株主総会にて「コナカとの経営統合」を正式決定した。また同日コナカも臨時株主総会にて「フタタとの経営統合」が承認された(こちら 参照)。12月16日付けでフタタ:コナカ=2.3:1の株式交換によりコナカはフタタを完全子会社する。フタタは現社長の二田孝文氏が引き続き社長を務める。両社の売上高は合計600億円超で業界3位となる。さて元々業務提携関係にあったフタタとコナカの間に九州に地盤の無いAOKIが強引に割って入り奪取を目論んだ。しかしながらAOKIは信義を重んじるフタタにあっさりと拒絶され敢え無く経営統合提案を撤回する破目に陥った。今となってはコナカとAOKIによる”紳士服抗争”=”フタタ争奪戦”が遠い昔の出来事の様に思える。

 「工場用クレーン大手のキトーが2008年3月期に再上場を目指す方針」と日本経済新聞が報じている。キトーは以前JASDAQに上場していたが、不動産投資の失敗などにより経営破綻、2003年10月上場廃止となった。民事再生手続きによりアメリカの大手投資ファンドのカーライル・グループがキトーを傘下に収め再建を図った。当初から数年後の再上場を目指していた。その後順調に業績が回復、2006年3月期には当期純利益(連結)が過去最高の23億800万円と見事に復活した。今後は東証1部、又は2部への上場を目指すとされる。投資ファンドは功罪両面持ち合わせているが、この場合は
見込みのある企業を復活させた点で評価に値する。一方では再上場となればカーライル・グループは(最終的に)多額の売却益を得て投資ファンドとしての所期の目的を達成出来る。

 明日高知競馬第11R(ダート:1400m)に「ホリエモン」が出走する。前走は勝った馬から1秒6離された7着と良いところ無く敗れた。発送除外直前の好調時の出来にはほど遠い。その様な状態では7勝目は暫くお預けかもしれない。

 2006.11.19

 ダルトン・インベストメンツのサンテレホンへの敵対的TOBが成立し議決権ベースで39.61%保有することになってから10日ほど経過した。その間目ぼしい動きは何も出ていない。サンテレホンの株価は先週末には1000円迄下落し、TOB価格1100円とは100円の差、つまりダルトンは現時点では含み損を抱えている。ダルトンの佐野社長は「サンテレホン経営陣に対しMBOを実施するよう友好的に説得を続けたい」としている。一方では増配要求、株主価値の向上策実施など(村上ファンドが行なった様な)直接的に株価上昇を狙った策を講じるかもしれない。何にせよ”数の力”を背景にサンテレホンに和解を迫ることが予想される。既に水面下では両社は火花を散らしている筈・・・近々何らかの動きが表面化して来るに違いない。突如緊迫した場面が出現するかもしれない。

 11月15日フタタは臨時株主総会にて株式交換による「コナカとの経営統合」を正式決定した。また同日コナカも臨時株主総会にて「フタタとの経営統合」が承認された(こちら 参照)。
これにより12月16日付けでコナカはフタタを1:2.3の株式交換により完全子会社する。フタタは現社長の二田孝文氏が引き続き社長を務める。両社の売上高は合計600億円超で業界3位となる。さて元々業務提携関係にあったフタタとコナカの間に九州に地盤の無いAOKIが強引に割って入り奪取を目論んだ。しかしながらAOKIはフタタにあっさりと拒絶され敢え無く経営統合提案を撤回する破目に陥った。今となってはコナカとAOKIによる”紳士服抗争”=”フタタ争奪戦”がはるか昔の出来事の様に思える。

 11月9日
インデックス・ホールディングス(インデックスHD)は『ゆびとま株式譲受に関する基本合意解消のお知らせ』を開示した。(ゆびとまとは・・・登録会員数約353万人の同窓会支援コミュニティサイト「この指とまれ! 」を運営。)10月30日にインデックスHDと日本スポーツ出版社は「ゆびとまの発行済み株式の50.5%(5100株)譲渡」で基本合意していた。開示には「諸条件において調整が付かず、本件取引成立のための検討を継続するべきではないとの結論に達した」とある。これだけでは何のことか全く分からないが、早い話が推察するに”ただ単に金銭面で折り合わなかっただけ”に違いない。

 さて「日本スポーツ出版社」と聞いてピンと来た方がいるのでは・・・。更に社長が前田大作氏と聞けばお分かりになると思う。前田氏は今年3月にアドテックスの社長に就任した。4月13日にアドテックスは民事再生法適用申請、その後10月10日に再生廃止となり実質倒産となったのはご存知の通り。前田氏が瀕死のアドテックスに乗り込んで来た経緯は分からないが、とにもかくにも極めて胡散臭い事情であったことは間違いない。そんな前田氏と関わりを持っても得策ではない。
インデクックスHDが早期に基本合意を断念したのは賢明な選択と言っても過言ではない。

 Internetであちらこちらと検索していたら
面白いサイトを見つけた。合併・破綻銀行の変遷が整理されている。銀行の合併が相次ぎどこがどこだか分かり難くなっていただけに一覧表を見ていろいろと思い出した。それと1997年から99年にかけてバブルの後遺症で銀行の破綻が相次いだことも思い出した。 大蔵省による護送船団方式が過去のモノとなり”銀行は潰れない”との神話が崩れ去った。さてあまりの超低金利故銀行は単なる”無料貸金庫”と思わずため息が出る。世の中に”濡れ手に粟”の美味しい話などある筈が無い。そんな甘い罠に手を出すと痛い目を見る。それでも”じっと我慢の子”もあまりにも長期間に亘ればイライラが募るばかり・・・。

 高知競馬第11Rに出走した「ホリエモン」は「マルタカチハヤブル」から1馬身差の2着に敗れた。 好スタートから3番手につけたが、四角手前では前の馬から離されそのままズルズル後退かと思わせた。しかしながら今日は直線を向いて鋭い伸び足で差し返した。惜しむらくは四角手前で勝ち馬から離され過ぎた。発走除外直前の好調時の出来にはまだ戻ってはいないが、それでも今日の走りっぷりからすると復調途上との印象を受ける。次の勝利は何時になるのだろうか・・・?

トップ アイコン
次の記事へ

トップ アイコン
やじ馬見聞録
トップヘ

トップ アイコン
前の記事へ

トップ アイコン
サイトトップヘ

言いたい放題