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11月16日(火)

 今朝の新聞で「自民党旧橋本派の1億円献金隠し事件で政治資金規正法違反の罪で在宅起訴された村岡兼造元官房長官が17日の民主党の会合に出席し、事件について釈明する」と報じている。この事件では橋本龍太郎元首相らが不起訴となる毎度のことながら曖昧決着となり政治不信を拡大させている。自民党のいい加減な体質には毎度のことながらあきれてしまう。今回も村岡氏を人身御供にして責任を全て押し付けてしまった。私は別に村岡氏の支持者でもシンパでもなくどうでもいいことではあるが、ある意味では彼が哀れにも気の毒にも思える。

 容疑を否認している村岡氏は、民主党が求める国会での証人喚問に応じる意向を示していた。しかしながら真実を露呈するのを恐れたのか、自民党が「捜査中」を理由に喚問を拒否したため野党からの聴取に応じる異例の形となった。村岡氏は前回の衆院選で落選し今では”ただの人”、格好の餌食になったとも言える。この際自民党からひどい仕打ちを受けている村岡氏は今更義理立てする必要はない。国会の証人喚問ほどの拘束力、影響力はないかもしれないが、国民の前に全てを明らかにして欲しい。

 会合は国会の証人喚問を模した手順で冒頭に村岡氏が釈明し、それに対し民主党の衆参の予算委員会の委員が質問する形式で行なわれる。村岡氏は16日朝に民主党幹部から出席要請を受け快諾している。村岡氏は新聞の取材に対し「証人喚問でも何でも出ると言っていたので真相解明のため出席することにした。知っていることを洗いざらいしゃべる」と話している。この際だから自民党の中枢にいた村岡氏の口から自民党の金権体質を生々しく語って欲しい。明日の会合を注目している。
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