2007.8.13〜8.25

 世界中を席捲しているサブプラムローン問題で円高、株安を演出して久しい。今週は取り敢えず何事も無く過ぎ去ったが・・・。これで一安心とは行かない。8月21日に「英系金融機関がサブプライムローン絡みで損失を蒙った」との噂が流れ一時的に円高に振れた。その後現時点迄何も出ず再び円安、株高になっている。しかしながらサブプライムローン問題が根本的に解決した訳ではない。依然として火種が燻ぶっている状況では綱渡りの危うい状況に置かれている。来週末にはどうなっているのだろうか?

 昨日
LDは『弥生株式譲渡に関するお知らせ』を開示した。開示によるとソフト販売会社「弥生」を独立系投資ファンド「MBKパートナーズ」に710億円で売却する。本来であればLD事件後も業績好調な「弥生」を手離したくはない。表向きは中核事業と位置づけたInternet関連事業を中心としたLDグループの立て直しが急務としているが・・・。実際にはLD事件発覚後のグループ経営は厳しい。加えてまだ係争中の損害賠償請求訴訟を抱えている。間違いなく懐事情は苦しい。この先LDが存続する保証はどこにも無いに等しい。ところで「弥生」と言えば現社長の平松氏の出身母体・・・2005年当時のLDが210億円で買収した。今回の売却を平松氏はどの様な思いで見ているのだろうか?

 2007.8.26 (株価推移表は こちら

  本日休載。

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