2007.9.17〜9.20

 昨日楽天がTBSに対し会計帳簿を閲覧を求めた訴訟に東京地裁が判断を下した。判決では楽天側の閲覧の必要性は認めたものの両者は競争関係があるとして却下した。楽天は今年6月東京地裁に仮処分申請したが却下、その後本訴していた。楽天は控訴して争うと見られる。見苦しいとしか言い様がない。どう考えても勝ち目は無いが・・・。三木谷氏が虚勢を張り続けたところでどうにもならない。

 9月14日民事再生法開始手続きを申請したクレデイアの株価は当然の如く下落している。翌営業日の18日にはストップ安の161円、19日には前日比136円安の31円、出来高は発行済み株式を大きく上回った。そして今日は上げたり下げたり(31円〜60円、終値:43円)忙しい。10月14日の上場廃止迄毎度お馴染みの”●●”な状況が続く。”●●”騒ぎが好きな輩がいる限り下らない事態は無くならない。

 REITの日本リテールファンド投資法人の株価が大引け直前に突然急落、市場では「誤発注では?」との見方が出ている(こちら 参照)。後場90万円前後で推移していた株価が14時50分に一気に85万1000円に落ち込んだ。特に下げる理由も見当たらず明らかに不自然な動きだが・・・。真相は如何に?

 2007.9.21〜9.22

 一昨日
トライアイズ(旧ドリーム・テクノロジー)は『和解による訴訟解決のお知らせ』を開示した。開示によると平成電電の破産管財人からの訴追について和解が成立、それに伴いトライアイズは引き当て計上分の内2億円を戻入して特別利益に計上する。この件はただ単に揉め事が解消したに過ぎず特筆すべき事項ではない。しかしながら長期株価下落傾向のトライアイズの株主にとっては何でも良いから材料らしきものがあれば直ぐに舞い上がる傾向が強い。今回もまたトライアイズの株価はどうと言うことは無い材料?に反応してストップ高(405円高)を演じた。ここはストップ高連荘の傾向があるから週明けにはまたもや舞い上がるかもしれない。とは言っても別に業績が改善された訳ではない。直ぐにも”●●”騒ぎは納まり”元の木阿弥”になると見ている。

 2007.9.23 (株価推移表は こちら

 9月21日英銀行最大手のHSBCは傘下のサブプライムローンを取扱う子会社「ディシジョン・ワン・モーゲージ」の閉鎖を発表した。焦げ付きの増加の実態から「事業の継続は不可能」と説明している。HSBCは約750人解雇、9億4500万$(約1000億円)の損失を計上する。(以前にも述べたが)サブプライムローンなどと言う誰が考えても危険極まりないものに手を出したツケは大きい。不動産関連の危うさは既に日本が実証済み・・・。然るに欧米で似た様なことをやらかすとは・・・。不動産上昇神話はどこにでもあると見える。驚いたことにUSAの住宅中古市場では価格は右肩上がりに上昇を続けていた。ところがここに来て上昇に急速にブレーキがかかり一気に問題が噴出した。こんな馬鹿げた騒動は今回限りにして欲しいが・・・。愚かしい人間は”喉元過ぎれば熱さ忘れる”。そうならないことを願うが・・・。さて?

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