2007.9.23〜9.27

 日本経済新聞は「
USENの宇野氏が保有するLD株式を全てモルガン・スタンレー証券の関係会社に譲渡する方針を決定」と報じている。当初宇野氏はフジテレビよりLD株式12.74%取得、将来的には株式交換によるLDの完全子会社化も視野に入れていた。ところがUSENの業績が伸び悩み株価も大きく下落してそれどころではなくなった。LDがドル箱の金融部門を切り離しては無理して手に入れるほどの魅力が消え失せた。加えてソフト販売子会社の弥生を投資ファンドのMBKパートナーズに譲渡することも決めている。平松氏の孤軍奮闘の感はあるが・・・。LDグループの命運は外資系の金融機関や投資ファンドが握っている。最早企業価値に魅力が感じられないLDは早晩解散に追い込まれると見ている。

 2007.9.28〜9.30

 9月28日YOZANは『会計監査人の辞任、及び一時会計監査人の選任のお知らせ』を開示した。開示によると太陽ASG監査法人から監査継続困難として辞任の申し出があった。会計処理上の問題では無いとしているが・・・。早い話が監査法人から匙を投げられたのに等しい。後任の監査法人はどの様な立場なのだろうか?現在は監査法人が依頼企業の言いなりになる時代ではない。どこが監査してもダメなものはダメ。YOZANが厳しい状況にあることには変わりは無い。末期的症状と言っても過言ではない。

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