2007.10.8

 昨日の東京競馬第3Rの新馬戦(ダート:1600m)で「
ヨシカツゾー」が1分41秒7で快勝した。「ヨシカツゾー」は1995年ダービー馬「タヤスツヨシ」の産駒、その子供が今後どの程度走るのか注目したい。ところで馬名からして演歌歌手の吉幾三と関係があるのかと思ったが・・・全く無関係だった(笑)。芸能人の持ち馬と言えば直近では前川清の「コイウタ」が有名・・・今年5月のヴィクトリアマイルを制している。更に「キタサンXXXX」はご存知北島三郎の持ち馬・・・。1973年5月にJRA馬主登録して以降2001年のニュージランドTを「キタサンチャンネル」で勝つなど重賞勝ちはあるもののGTは勝っていない。「コイウタ」が勝った時には悔しがったと聞く。果たしてサブチャンの無念は晴らせるのだろうか?

 2007.10.9

 「SPJが企業買収を目的とした新しいファンドを米国市場に上場する準備を進めている」と日本経済新聞が報じている。SPJは10$/株で4000万口、4億$を市場から調達する。Targetは日本を含む世界各国の企業・・・”乗っ取り屋”が動き出すとの感が強い。SPJは日本国内では敗戦の連続だが・・・。確かにSPJの日本国内でのImage downは大きく動く難い。しかしながら強かなSPJは当然次の手を考えている。金儲け至上主義の”●●”ファンドへの備えを怠ってはならない。

 2007.10.10

 日本経済新聞によると「
大学発ベンチャー調査では回答企業の54.7%が2006年度の経常損益が赤字、7%が3年以内に売却の可能性」とある。2001年に政府が大学発ベンチャー企業1000社育成計画を推進、現在では企業数は1500社を超えている。経営と研究は違う。下手すると”学者の商法”に成りかねない。幾ら良い技術があり商品化しても販路確保して収益を上げなければ企業として存続出来ない。”拡大再生産”出来なければ企業として何の価値も無い。

 大学発ベンチャー調査と聞くと真っ先に
エフェクター細胞研究所が脳裏に浮かぶ。東大発のベンチャーとして金ヶ崎教授が立ち上げたが・・・。ここの酷さは今までに何度も取り上げて今更説明の必要もいらない。10月5日には『2008年5月期 第1四半期財務・業績の概要』を開示している。あまりの酷さにはただ呆れるばかり・・・。これでよくぞ企業として存続しているものと訝しさを感じる。”●●”経営者の金ヶ崎氏は既に経営から退いてはいる。尤も経営者が変わったところで果たして何時まで持つことやら・・・。

 2007.10.11

 傘下にソニー銀行、ソニー生命保険、ソニー損害保険などを抱えるソニーフィナンシャルホールディングス(SONYFH)が東証1部に上場した。公募増資、売り出しの総額は3480億円と昨年11月同じく東証1部に上場したあおぞら銀行以来の今年最大の大型案件で注目を集めた。今日現在あおぞら銀行は公開価格:570円に対して411円と不振に喘いでいる。さて・・・?

 (SONYブランド効果かどうかは分からないが)前場開始から買い気配で始まり公開価格40万円を上回る42万円で寄り付いた。但しその後は買い上がる勢いは無く終値は41万5000円で取引を終えている。今日の地合の良さもあり何とか凌ぎ切ったが・・・。何せ銀行IPOは東京スター銀行、あおぞら銀行、八千代銀行いずれも公開価格割れで苦しんでいる。SONYFHも明日以降公開価格超えを維持出来るかどうか分からない。株式推移その9に追加して状況を見守ることにする。

 消費者金融の
クレディアは明日最終取引日を迎える。今日の終値は前日比1円安の9円で取引を終えている。果たして最後は幾ら?どうやら以前よく起きた上場廃止に憑き物の”●●”騒ぎも無く去って行くことになりそう・・・。最後に紙屑を掴むのは誰?

 2007.10.12

 結局
クレディアは最後まで踊ることなく市場から去って行った。終値は前日比2円安の7円で取引を終えている。民事再生法適用が認められ再建したとしても100%減資は必至・・・。現在の株券は唯の紙切れとなることは間違いない。哀れ、2311万1000株は露と消える。一方昨日上場のSONYFHは地合の悪い中でも好調さを持続した。終値は前日比2万3000円高の43万8000円で取引を終えている。

 2007.10.13

 
JASDAQが8月13日に先端技術を持つ新興企業を対象とした新市場「NEO」を創設して2ヶ月経過した。NEOは「新しい(New)起業家たちの(Entreprenurs’)機会(Oppoturnity」の頭文字を取って付けられた。事業開始から10年以内の企業で通常では上場が困難な企業でも将来有望な技術力を持っていれば早期に上場出来る。上場審査基準を見ても”将来有望な技術力”の定義が分かり難い。上場企業を少しでも増やしてJASDAQの業績拡大を図ろうとの魂胆が見え見えで感心しない。上場に値しない企業を無理やり上場して投資家に迷惑をかけてはいけない。

 LDショック以降新興市場の信用は失墜して低迷状況が長く続いている。NEOへの新規上場企業もなかなか出現しなかったが・・・。11月13日ユビキタスが第1号として登場する。目論見書はこちら を参照されたい。さて、どうなるのか?まずは1ヶ月後には結果が出る。

 2007.10.14 (株価推移表は こちら

 「
LDホールディングスの平松氏が12月下旬の定時株主総会で退任する意向」と毎日新聞が報じている。グループ事業の整理に一応目処がついた為とある。「後任には経済産業省出身で経営コンサルティング会社アリックスパートナーズ幹部の石坂氏を軸に調整」とある。平松氏としても何時までもLDに関わっていたところで何にもMeritは無い。そろそろLDとは縁を切る時期では・・・?さりとて出身母体の「弥生」は平松氏の手を離れ、更にはLDグループからも離れている。今後どうするのだろうか?この様な人は黙って隠居するTypeではない。恐らく何か新たに事業を立ち上げるのでは・・・?

 昨日
三木谷氏が威勢よく”TBS乗っ取り宣言”してから2年経過した。9月12日TBSは買収防衛策を(取り敢えず)発動しないことを決定した。これにより一応楽天はTBS株式を20%超に買い増す条件は整ったが・・・。現時点では買い増しは行なわれず業務提携交渉も全く進展していない。TBSは「株式売却が業務提携交渉の大前提」との態度を貫いている為TBSとの関係悪化を避けたい三木谷氏は動きが取れない。既に1000億円以上の巨額資金を投入し塩漬け状態になっているのは痛い。

 三木谷氏が20%超保有にこだわるのはTBSを持ち分法適用会社として業績を自社の決算に反映させる狙いがある。投入資金の塩漬け状態が更に長引けば楽天株主からの突き上げは必至・・・。その為にも何とかして見掛けだけでもTBSの業績を連結決算に組み入れたい。会計法上では企業の株式を20%超保有すれば持ち分法適用会社化には何ら支障は無い。しかしながらTBSは頑強に反対しているとなれば関係悪化を避け業務提携交渉を前進させたい三木谷氏は強硬手段に踏み切れない。そうかと言って何時までも何もせずに指をくわえている訳にも行かない。楽天の年度決算日は12月31日に迫っている。残り少ない期間で三木谷氏は何らかの決断をするのだろうか?

 一方TBSは亀田問題ですこぶる評判が悪い。先日の亀田大穀vs内藤戦での大穀の最低の行為、更にはセコンドについた亀田親子はどうにもならない。まさに”ボクシング界の面汚し”・・・こんな輩は永久追放になっても可笑しくはない。そんな亀田ファミリーを支援しているTBSも批判の的になっている。傍若無人な亀田ファミリーの態度を増長させている責任の一端はTBSにある。今後もTBSは亀田ファミリーを応援し続けると思うが・・・。これだけDirtyなイメージが付き纏う連中に関わっても何の得にもならない。

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