2006.2.27

 
ライブドアと中古車販売のアップルインターナショナルとの業務提携交渉が中断されることになった。昨年10月12日両社は中古車のインターネットオークションでの提携交渉を開始したと発表していた(こちら 参照)。現在の状況を見ればアップルとしてはライブドアとの業務提携のMeritは皆無であり当然の判断と言える。事件発覚後ライブドアは中古車関連事業を中核事業から外す方針を示し、中古車販売のライブドアオート株式売却の検討を始めている。取り敢えず中断とはあるが、間違いなく業務提携交渉が再開されることはない。グループ内からの離脱の動き、外部からの関係拒否/敬遠の動きなどの加により、ライブドアは”オン・ザ・エッヂ(崖っぷち)”まで追い詰められている。大嵐が去った後にはライブドアにはいったい何が残っているのだろうか?

 ドン・キホーテとイオンのオリジン東秀争奪戦の終焉を受けて、予想通り
オリジン東秀の株価は急騰しストップ高(400円高)の3020円で取引を終えている。イオンのTOB成立の可能性が高まり、買付け価格3100円を意識する展開になっている。ニッポン放送の場合は買付け価格6300円を挟む展開だったが、ここも恐らく3100円を挟む展開になると思われる。”大山鳴動して鼠1匹”の格言の如く、大騒ぎしたにしては最終的には何事も起きなかった。ドン・キホーテは乗っ取り断念と引き替えに多額の売却益を得ることになり、(結果として)ライブドア同様”グリーン・メーラー”と看做されても仕方がない

 2月24日に
アドテックスから『2006年12月31日満期スイス・フラン建MSCB社債権者集会招集日日時確定のお知らせ』が開示された。昨年末の社債権者からの繰上償還要求に対応出来ず、、現地の主幹事会社を通して社債権者に対して償還期日の延長を依頼する必要に迫られた。今回社債権者への具体的な依頼内容が確定し、3月20日にチューリッヒでの社債権者集会で承認を求めることになる。果たして社債権者からOKが出るのだろうか?それとも事前の根回しで既に話がついているのだろうか?

 今年に入ってMSCBで調達する資金で一挙に償還するのかと思ったらそうではない。2006年4月1日に額面の5%、5月1日に15%、6月1日に30%、そして2008年12月31日に残りの50%の段階的返済とある。つまり「
取り敢えず借金の半分を返すから残りは2年近く待って欲しい」と言っている。何やら虫のよい話に聞こえるが、これで社債権者が納得するのだろうか?”アドテックスが潰れて全てパアになるよりはまだまし”として渋々応じるのだろうか?全ては3月20日の社債権者集会にて明らかになる。

 ところで
アドテックスから『決算報告延期のお知らせ』が出た。2月28日の予定がcancelとなり日程は決まり次第お知らせするとある。決算報告が出来ない様な阻害要因があるとは思えないが・・・?「もしや債務超過に慌てふためいて急遽対策を迫られたのでは?」との疑いを持ってしまう。前述のMSCBの繰上償還問題が意図した決着にならければ債務超過になるのかもしれない。もし債務超過とすると(昨日も既述したが)ヘラクレスの上場廃止基準に抵触する恐れがある。とにもかくにもこんな状況下での決算報告延期とは・・・何やら胡散臭い香りがプンプン漂っている

 2006.2.28

 アメリカの投資ファンド「シオン・ファンズ・エルエルシー」グループに次いで
香港の投資ファンド「ガンダーラ・マスターファンド」がライブドア発行済み株式総数の6.89%(7227万992株)保有していることが判明した。大量保有報告書によると1月27日までに高値で取得しているが、その後間をおいて2月13日から安値で取得している。履歴からすると平均取得コストを下げる為に安値で買い増し(=ナンピン買い)していると推測される。恐らく香港の投資ファンドもアメリカの投資ファンドも”ライブドア事件”は全くの想定外に違いない。慌てて損失を出来る限り小さくする為に必死に動いていると思われる。何か思惑を持って動いているとは考え難い。投資ファンドでも失敗することはある。

 『
村上ファンドが大阪の電子部品メーカー「ホシデン」株式を買い増し保有比率10.17%(739万5500株)の筆頭株主となった』ことが判明した。村上ファンドは約89億円を投資しているが、どうせまた「村上銘柄」として世の中の注目を集め株価吊り上げの後高値売り抜けを画策していることは間違いない。筆頭株主として企業価値の向上、配当増額などの毎度お馴染みのやり口でホシデンに迫るものと見られる。今日の終値は前日比19円安の1351円で取引を終えている。今のところ市場は過剰に反応してはいないが、明日以降どの様な動きを示すのか注目している。

 昨日
日本板硝子は『板ガラス世界3位のイギリスのピルキントン社の全株式を取得し完全子会社化することで合意』と発表した(こちら 参照)。ピルキントン社の世界でのシェアは約10%、日本板硝子は約4%で合わせて約14%となり、最大シェアを誇る旭硝子と肩を並べることになる。日本板硝子はピルキントン社株式を165ペンス(約340円)/株、買収総額約3585億円で取得する。今日時点の時価総額は2184億2200万円と買収総額を大きく下回る。それにしても我が身よりもはるかに大きい相手を手に入れるとは・・・。世界最大手の旭硝子に肩を並べるべく一世一代の大勝負に出たと看做せる。

 
買収資金は手元の流動資産売却、銀行借り入れ、及びMSCBの発行により調達する。MSCBの発行総額:1100億円、払込み期日:3月15日、当初転換価額:581円、転換価額修正:VMAP方式による第1、第3金曜日の2回となっている。1100億円のMSCBはいすゞ自動車の1000億円を超える最大規模となる。これだけ大規模なMSCBとなれば希薄化進行は必至・・・既存株主に大きな犠牲を強いることは間違いない。今日の終値は492円と当初転換価額を大きく下回っている。大規模なMSCBへの不安は大きく株価上昇は考え難い。果たして投資対効果に見合う収益を上げることが出来るのだろうか?

 
エフェクター2006年5月期の通期業績予想修正を発表した。具体的な数値は開示を見て頂きたい。業績見通しは下方修正で赤字転落の惨憺たる内容ではどうにもならない。いろいろと言い訳をしているが、やはりいい加減な企業と言うことを如実に露呈している。厚顔無恥な経営陣も流石にあまりの業績不振が応えたと見えて今後の施策を幾つか打ち出している。経営責任をとる形で管理部門の経営最高責任者の鈴木代表取締役副社長が今日付けで引責辞任した(こちら 参照)。だが金ヶ崎社長の責任には全く触れていないのは如何なものだろうか?これでは責任を鈴木氏一人に押し付けただけに過ぎない。また安価の大量発行で評判の悪いSOの内2人の代表取締役への割当て分1万8280株を全て消却する(こちら 参照)。ちょっと待てよ・・・上場時には2人合わせて2万6320株持っていた。と言うことはしっかりと8040株分のSOを行使してがっぽり懐に入れている。更にまだ1万2050株のSOが残っている。ただでさえ株価が低迷しているのに残りのSOが売り圧力として存在する。今日の終値は8万9500円・・・さて明日以降多くのマイナス材料を抱えては株価は下方へ向かうことになると推察される。

 2006.3.1

 昨日
セシールは『資本準備金及び利益準備金の減少に関するお知らせ』を開示した。3月30日の定時株主総会の承認を経て実施される。資本準備金約122億円中約70億円、利益準備金約9億4450万円の全額を取り崩し資本の欠損を補填する。余裕があれば本来不必要な処理を敢えて行なわざるを得ないのはかなり苦しい状況と言える。こんなことではライブドア・グループにしがみついていても、いずれどこかで切り捨てられるのでは・・・?尤もそれ以前にグループにしがみついたとしてもセシールの先行き大丈夫との保証は全くないが・・・。

 悪材料しか見当たらない
エフェクターの株価は予想通り大きく下げ、終値はストップ安(1000円安)比例配分の7万9500円で取引を終えている。事情を知らない方が新規上場時の公開価格38万円と聞けば「うそ〜!」と驚くに違いない。更に安価で行使出来る悪質な大量のSOで自らの儲けのみを追求すれば株価がこの様な惨状に陥るのは誰の目にも明らか・・・。こんな企業の上場を認めた名証(セントレックス)の審査基準にも問題がある。

 東証などの
システムトラブルや上場審査の甘さが浮き彫りになっている。上場審査基準は証券取引所毎にバラバラなのもいただけない。特に新興市場では一つでも多くの上場企業を獲得したいが為に審査が甘くなるとの指摘がある。明日東証、大証、日本証券業協会が会合を開き、システム障害の対応策や上場審査について議論する。上場審査基準のあり方、倫理規定の策定、上場後の企業統治に問題があった場合の対応策などについて統一指針策定を目指す。昨今証券業界では様々な問題が噴出している。この辺りできちんと襟を正さないと日本の証券業界の資質が問われることになる。

 
楽天は『新株式発行及び株式売出しに関するお知らせ』を開示した。115万株の一般公募、及び三木谷夫妻の持ち株から20万株を売り出す。発行価額は「3月14日〜3月16日のいずれかを発行価額決定日とし、当該日の終値に0.90〜1.00を乗じた額を仮条件として需要状況を勘案して決定」とある。TBS乗っ取り継続の為の資金調達かと思ったらそうではない。今回の公募増資の手取概算額約1076億円の内200億円は子会社への投資資金、残りは借入金返済とある。楽天の莫大な有利子負債の負担を少しでも軽くする狙いがある。三木谷氏はこのまま放置すれば財務体質が悪化することを恐れたと思われる。さて今回のフィナンスで株価はどうなるのだろうか?明日からの推移が注目される。ちなみに今日の終値は前日比3800円安の9万7200円で取引を終えている。ところで最終的に三木谷夫妻の懐には幾ら入るのだろうか?他人のことながら気になるが・・・?

 2006.3.2

 
村上ファンドが提出した大量保有報告書により『2月22日時点で阪神電鉄株式を45.73%保有』していることが判明した。前回提出時より1.24%買い増したことになる。一挙には過半数超には至らず”真綿で首を絞める”如き嫌らしさで阪神電鉄を追い詰めている。村上ファンドによると投資目的はあくまでも「純投資」としているが、ここまで派手に買い占めるとその不純な動機が垣間見えて来る。村上氏の狙いは『阪神電鉄に高値で自社株式を取得させる』、あるいは『他企業に高値で株式を売却する』のいずれかしかない。後者の場合は実質的に経営権奪取に他ならない。何にしても買い増すことにより阪神電鉄に圧力をかけていることには違いない。

 阪神電鉄株式を巡っては6月の株主総会の株主名簿が確定する3月末に向け、阪神電鉄は金融機関を仲立ちに村上ファンドの株式保有解消を目指して交渉を進めている。村上氏としても偉そうに御託を並べているが、結局は高値で売り抜ければファンド・マネージャーとしての手腕発揮となる。ここまでに村上ファンドが投入した資金は約1234億8000万円に達する。今日の終値1010円で計算すると、現時点での含み益は約712億7800万円となる。しかしながら現在の株価は村上ファンドの買占めにより恣意的に吊り上げられた値であり企業価値を反映したものではない。村上ファンドとしては極力高値で売却したいのに決まっているが、買取る方としても高値で取得したのでは(その後の株価下落で)含み損を抱えるRiskを背負うことになる。それやこれやで
どこに売却するにしても交渉が難航すると思われる。何でもかんでも”極悪人”村上氏の思う通りになったのでは不愉快極まりない。この際村上氏が阪神電鉄株式をなかなか売却出来ず”塩漬け”になった方が面白い展開になるかもしれない。

 
ホシデンの株価は村上ファンドが筆頭株主になったことを受けても特に反応していない。終値は前日比7円安の1339円で取引を終えている。また同じく村上ファンドが筆頭株主の松坂屋の株価も1000円を大きく割り込み低迷が続き、今日の終値は前日比12円高の920円で取引を終えている。流石に幾つかの事例を通して村上氏のやり口が皆に周知されては”思う壺”には嵌り難くなっていると思われる。何時までも村上氏の同じ手口に騙されるほど一般投資家も馬鹿ではない

 
アドテックスの株価がまたもや7000円を割り込み、終値は前日比790円安の6990円で取引を終えている。近頃の低迷ぶりは末期的症状にも見える。借金返済に窮して無茶苦茶なファイナンスを実施すれば株価が現在の様な状況になるのは目に見えている。さて3月6日発表の決算内容がどの様になるか次第では先行きに大きな暗雲が立ち込めることになる。それに3月20日のチューリッヒでの社債権者集会の結果も気になる。危うい要素を孕みつつアドテックスは千鳥足でのた打ち回ってい。果たしてどこへ行き着くのだろうか?

 2006.3.3

 
ライブドア・マーケティングが社名変更に踏み切ると報じられている。新しい社名は「イノベーションメディア」が有力で3月下旬開催予定の定時株主総会に提案とのこと。ライブドア・グループからの離脱を明確に示す為には資本関係の解消、ライブドア派遣の役員の解任などライブドアの影響力を一掃する必要がある。口だけでライブドア色の払拭を叫んだところで内部にライブドアの息がかかった輩が残っていたのでは誰からも信用されない。尤も今後上場廃止、子会社のセシールのライブドアへの売却など辛い状況が予想されるライブドア・マーケティングは前途多難・・・再生は困難を窮めると思われる。

 
アドテックスの株価があたかも”断末魔の苦しみ”の如く低迷している。2月23日から3連続営業日の株価上昇、3日目のストップ高で8300円をつけたが、続く4営業日の下落で今日の終値は6500円にまで大きく落ち込んでいる。決算報告延期も何やら怪しさが漂う。また3月20日開催のスイス・フラン建MSCB債権者集会の見通しはどうなのだろうか?それに3月16日にエスポアール投資事業組合から30億円払い込まれるのだろうか?もしこのまま株価低迷が続き大量の株式を捌けないと見ての”ドタキャン”があれば・・・。さてどうなるだろうか?ところでちょうど1年前の終値は6万4100円・・・今日時点の終値は約1/10とは派手に下落している。経営陣に才覚がなければこの様な惨状も致し方ない。

 
ドリームテクノロジーの株価はまたもやインチキ臭い動きを見せている。材料など全く関係ないところで思惑のみで動いている。2月2日からの3営業日連続のストップ高の時と今回の3営業日連続のストップ高とはほぼ同じ終値で推移しているところにも何やら意図的なものを感じる。ライブドア証券のMSCBと村上ファンドのCBとが複雑に絡み合い可笑しな動きに繋がっていると推察する。前回は2月7日以降下降線を辿ったが、恐らく今度もまた同じ様になると見ている。ここにしがみついている一般投資家は荒波に翻弄される小舟の哀れな客と言ったところ・・・。

 ライブドアがMSCB引受け先でなくなるとの理由のみで
Yozanの株価が2月22日から2日連続ストップ高は可笑しいと見ていた。やはり予想通りその後下げに転じ、今日の終値は1万8790円で取引を終えている。ただ単に首が挿げ変わっただけで何ら環境は変わっていない。新しい引受け先が3月13日に60億円払い込んだ後には既存株主はMSCBの呪縛に苦しめられることになる。それにも拘らず歓迎ムードとは笑止千万と言わざるを得ない。

 2006.3.4

 
大和証券と日興コーディアル証券は『整理ポストに割当てられた株式の他証券会社からの預け替えの受入れ停止』措置を決めた。これで既に実施している野村證券と合わせて3社となる。両社共にライブドア株式を念頭に置いた決定ではないとしているが、明らかに「上場廃止となった大量のライブドア株式がネット専業証券会社から預け替えられるのを未然に防ぐのが目的」と看做せる。ライブドア株式は10億5000万株と大量に加え売買単位が1株からとあっては株主への返還作業が膨大になる。3社としては出来る限り影響を少なくする為に事前に手を打っている。今後ライブドア株式の上場廃止がはっきりと見えて来れば、同様の措置をとる証券会社が増えると思われる。

 監査法人がたまたまライブドアに同じ港陽監査法人と言うだけでとばっちりを受けていた
ドリームインキュベータだが、ようやく新日本監査法人を一時会計監査人に選任し事なきを得た(こちら 参照)。ライブドア事件発覚後大手監査法人に変更を依頼していたがいずれからも断られていた。恐らく日本公認会計士協会あたりが仲介の労をとったものと思われる。これで「監査を引き受ける監査法人が不在で決算の確定ができないという前代未聞の事態」を回避出来る。

 明日高知競馬の第3R「
走れホリエモン特別E4(ダート:1000m)」に『ホリエモン』が出走する。2週前に1000mを好スタートから逃げ切っている。『ホリエモン』はこれまで1000mは4戦して1着2回、2着2回と得意にしている(全成績は こちら 参照)。今回も先手をとれば充分に勝機がある。

 2006.3.5 (株価推移表は こちら 参照)

 
ライブドアが人権尊重や腐敗防止を目的に活動する国連関連組織「国連グローバル・コンパクト」に加入していることが判明した。今更泥に塗れたライブドアに人権尊重や腐敗防止などと言われても違和感しか感じない。この組織には不祥事を起こした企業に脱退を求める規定はない。しかしながら現在のライブドアには公的な活動を行なう資格は全くない。国内での運営委員長を務める三井住友海上火災保険は運営委員会でライブドアから事情聴取する方針としている。ライブドアはそれ以前に速やかに潔く自ら身を引くべきと考える。

 
ペイントハウスの株価は1月13日に1000円を割り込んでから下落が進み、3月3日の終値は前日比23円安の334円で取引を終えている。時価総額は6億8600万円・・・これでは新たなファイナンスは難しい。それに借金117億円を踏み倒した過去がある。そんな悪辣な企業に喜んで投資する”酔狂人”がいる筈がない。何せ(何かと評判の悪い)ロータス投資事業組合ですらMSCB引き受けを中止した。現在”上場廃止禁止仮処分”に関して東京高裁への即時抗告で徹底抗戦の構えを見せている。これこそ最後の悪あがきに過ぎず早晩退けられることはことは間違いない。となるとその先に待ち構えているのは整理ポスト割当→上場廃止、その次は・・・?

 ロータス投資事業組合(以降ロータスと記す)が絡んでいる銘柄の一つに
サンライズ・テクノロジーがあるが、ここの株価も3月3日の終値76円と大きく下げている。2月27日に『2006年9月期第1四半期財務・業績の概要(連結)』が開示された。対前年同期比で減収、しかも赤字とあっては株価下落も致し方ない。3月1日のロータスが提出した大量保有報告書によると、107円で転換した株式1000万株の内(2月24時点で)約590万株を売却している。しかも107円を大きく下回る価格での売却では損失が膨らむばかり・・・。利益確保を目指す投資事業組合としては不可解な行動に思える。株価が戻る見込み無しとして損切りしているのだろうか?とすれば残る1000万株の新株予約権(行使価格:107円)の権利を行使せず1000万円を捨て金とする可能性もある。果たして資金繰りは大丈夫なのだろうか?もしかしたらここの先に待ち構えているのも整理ポスト割当→上場廃止、その次は・・・?

 高知競馬第3R「
走れホリエモン特別E4」に『ホリエモン』が出走した。2連勝中の『スルガジェント』が力強く逃げ切り、『ホリエモン』は2馬身差の2着に敗れた。『ホリエモン』は好スタートから一旦ハナを奪ったが、好調な『スルガジェント』に交わされ3番手に後退した。そのまま馬群に沈むのかと思ったが、直線で差し返して際どく2着を確保した。『スルガジェント』は笠松、大井などで10勝、高知で5勝の実力馬では相手が強かったと言える。『ホリエモン』は馬に成長が感じられ根性も備わって来ているので次走以降も大いに期待出来る。近々5勝目は確実にやって来る。

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