2007.1.15

 都合により本日休載。

 2007.1.16

 丁度1年前の今頃はLDへの強制捜査のNewsで大騒ぎになっていた(こちら 参照)。翌日からは”ライブドア・ショック”が市場を席捲、落ち着くまで暫く大嵐が吹き荒れた。一転して今年の1月16日は何事も無く過ぎて行く。尤も何事があってはたまらないが・・・。さて今年1年は如何に・・・?

 2007.1.17

 
1995年に不二家が販売した洋菓子商品が原因の食中毒を公表しなかったことを自ら明らかにした。泉佐野工場製造の「ペコちゃんのほっぺ」を食べた9人が発症した。当時の基準により泉佐野保健所は被害者が20名未満だったことから公表しなかった。被害人数が基準と言うのも何やらおかしい。食中毒事故を起こしたこと自体が食品メーカーとしてはあってはならないこと。保険所が公表しないことをいいことに素知らぬ顔で逃げ切った不二家の姿勢は如何なものか!今回の不祥事も以前から蔓延っていた隠蔽体質が引き起こしたとも看做せる。全国各地で不二家商品撤去の動きが広がっている。失った信用の代償は大きい。

 2007.1.18

 今日
カーチスは『商号変更に関するお知らせ』を開示した。2月22日開催の臨時株主総会での承認を経て4月1日ソリッドグループホールディングスとなる。商標については引き続き「カーチス・ブランド」にて展開するとしている。また同日『代表取締役及び取締役の異動に関するお知らせ』、『取締役候補者の選任のお知らせ』を開示した。先日LDとの資本関係解消、及び今日の取締役会決議(臨時株主総会承認後)で名実共にLDの呪縛から解き放たれる。さてLDからの解放によりカーチスの業績回復となるのだろうか?先期迄の2期連続の赤字、更には2007年3月期も赤字予想となっている(こちら 参照)。 前途多難な”茨の道”はまだまだ続く。

 2007.1.19

 昨日の日経金融新聞が「
TBSが楽天保有の株式についてTOB実施検討開始」と報じている。膠着状態の平和的解決となるのだろうか?果たして記事の信憑性は如何に・・・?ところで現時点ではTBSの株価は4000円前後の高い水準で推移している(今日の終値:4010円)。当然TOB価格は4000円を超える高値設定となる筈・・・。そうなれば楽天には300億円以上の売却益が発生する。異例の自社株式TOBが実施されれば楽天にとり結構美味しい話に思える。尤も業務提携無しの金銭面での収穫のみではグリーンメーラーの誹りを受けることになる。さて・・・?

 明日高知競馬第10R『
大寒特別C 選抜馬(ダート:1600m)』に「ホリエモン」が出走する。前走を鮮やかに逃げ切った「ホリエモン」が高知競馬で初距離となる1600mにて好調馬相手にどの様なレースを見せてくれるか注目している。

 2007.1.20

 
一つ不祥事が発覚すると次から次と以前の不祥事が露見する。不二家が2004年に販売した「アンパンマン幼児用ビスケット」に金属片が混入していたことが昨日判明した。幸いにも購入した主婦が事前に気が付いて事故には至らなかった。この商品は不二家が京都製菓に製造委託したが、だからと言って販売者としての不二家の責任を免れるものではない。事実関係の公表や商品回収は行なっていない。事故が起きなかったから、またごく一部の商品への混入だからとして消費者に何も知らせないのは如何なものだろうか?この辺りにも長年蔓延っていた隠蔽体質の一端を窺わせる

 高知競馬第10Rに出走した「
ホリエモン」は「アッパーグラス」から5秒6離された大差のドンジリに敗れた。好スタートから果敢な逃げを打ったが、四角手前では一杯になりズルズルと後退した。今までに比べると相手が強かったと言うことか・・・。(今回の一戦だけでは分からないが)それとも1600mに距離適性が無いのだろうか?何にせよ負け方があまりにも悪過ぎる。結局は敷居が高かったのだろうか?

 2007.1.21

 1月19日全国展開の書店老舗の
丸善が『業績に影響を与える事象の発生について』を開示した。 開示によると「設備建築並びに内装業部門において複数年度にわたり利益の過大計上等の不適切な会計処理が行われていた」とある。同日『2007年1月期通期の業績予想に修正に関するお知らせ』を開示した。その中で今回の件に関して9億円の特別損失を計上している。ところで丸善は「粉飾決算にはあたらない」としているが・・・。それはともかく次々と上場企業の不祥事が発覚しては株式市場への悪影響が出る恐れがある。

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